本日、CP+に行ってきました。昨年に続いて2度目。
今年はモデルさんを撮影させて貰うつもりで出かけました。メーカーのお勧め以外の若干の不規則撮影もさせて貰いました。ソニーのブースでロープの中に入って順番待ちの行列に並んでいると、スタッフが、通路で撮ろうとしている人に「私用カメラでのご撮影はご遠慮下さい」という呼びかけているのに気が付きました。「あぁ、だったの・・・・。さっき外で撮っちゃったよ・・・・」と気が付いたような次第。でも、メーカーによっては、通路で撮ろうとしている人には、もっと中に入って撮ってくださいと呼びかけるだけのところもありましたね。
しかし、それにしても、今年はソニーのブースが巨大で驚きました。対して、寂しかったのはニコン。直前になって高級コンデジの発売の中止を決定して穴が空いてしまったのか、なぜか双眼鏡でスペースを埋めている一角(結構広い)がありました。企業としての今の勢いの差が出ているような気がします。
実を言えば、2年ほど前、この両社には株式投資で数百万円の損失を被らされた(業績の悪化に伴う株価の暴落に次ぐ暴落)のですが、ソニーが勢いを吹き返して来つつあるのに対し、ニコンは稼ぎ頭だったステッパーのシェア喪失で完全落ち目。希望退職を1000人ほど募ったら1400人以上が応募したとのこと。そして高級コンデジの開発も打ち切り。大丈夫かニコン。カメラ部門を身売りしようなんてことになったって、買ってくれる会社は日本にはないでしょう。あるとしたらサムスンか中国か。頑張ってくれよ、ニコン。実は、私の親戚や知り合いにも何人かニコンで働いている人がいます。本気で心配しています。
ということはともかく、今日は、ソニーの最新鋭高級一眼と私のニコン機とで、モデル撮影の結果を比べてみます。結果はニコンの方が良いような・・・。
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Nikon D750 + tamron 70-200mm Di VC USD F2.8
2SONY α99MⅡ + SONY 70-400mm F4-5.6 G SSMII SAL70400G2
このような圧縮画像だと、あまり変わらないようにも見えるのですが等倍で切り出してみると違いが分かります。
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Nikon D750 + tamron 70-200mm Di VC USD F2.8Jpeg撮りSILKYPIX Developer 3.0 でパラメーターを補正
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SONY α99MⅡ + SONY 70-400mm F4-5.6 G SSMII SAL70400G2
RAW撮りSILKYPIX Developer Studio Pro 8 で現像 撮影条件はソニー機の方が恵まれているでしょうか。RAW撮影である分。柔らかい描写ですが、鮮鋭感が無いとも言えそうです。レンズの性能の差かなぁとも思いますが、手振れしているようにも見えます。
撮影のとき、スタッフの方が「普通のカメラは顔認識だけですが、このカメラはレンズのこのボタンを押すと、瞳認識が出来るんです。手振れ補正も付いていますから構図だけに神経を集中できます」と仰っていました。言われた通り撮影してみると、あまりに簡単にモデル撮影が出来てしまいビックリしました。好き勝手に構図を作ると、その過程で、どうフレームを動かしても、勝手に目にピントがあってくれちゃうんですから。馬鹿馬鹿しいくらい簡単だなぁ、こりゃ凄いわい、と。
このカメラには5軸手振れ補正機能が付いていて、その効果は4.5段分とか。このときのシャッタースピードは1/80。完全に効いているのでしょうか。それともレンズ性能がイマイチなのか、ちょっと判断がつきません。
なお、α7RMⅡでも撮ってみました。レンズは何が付いていたのか忘れました。絵としてはこれが一番良かったかなぁと思います。
5SONY α7RMⅡ
6同 等倍やはり、ぶれているような。1/100秒。
でも、ソニー凄いですよね~。こんなの見ていると、もうミラーレスが主流になるのは目の前だと確信できます。キヤノンはついていくでしょうが、ニコンはどんなものでしょうかね。