TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)の巻
TAMRONの70-200mm F2.8が新しくなりました。2月23日、つまり私がCP+に行った前日に発売になったばかりでした。
私は自分のNikon D750に従来型のTAMRON70-200mm F2.8を付けて会場に行っていました。新型には非常に興味があったので、タムロンブースを外すわけには行きません。タムロンブースで、今自分が肩にかけているボディのレンズを新型のものに付け替えて試写させて貰えるかと聞くと、テーブルの下からそれ用に用意してあるものを出してくれました。
「まったく性能が違いますよ。開放での描写が全然違います。手振れ補正も強化されています。ピントも速くなっています」という説明をしてくれます。
実際にボディに付けて近くの人の顔にピントを合わせると、”ああ、確かに違いますね~”と自然に声が出ました。何が違うか。ファインダーが揺れないんです。今所有しているものは、購入後最初にファインダーを覗いたときに、不良品じゃないか、と思いました。というのは、それまで使っていたTAMRON 70-300mmではファインダーがまったく揺れずピタッと止まるのに、購入した70-200mmでは止まらないからです。他にも理由があって、修理に出したのですが、問題なし、ということでした。つまり、それが性能だったということ。ところが、タムロンブースにあった新型レンズだとほぼファインダーが揺れないんです。ああ、凄いなぁと思いながら、その後、モデル撮影もさせて貰って帰ってきました。
帰宅後、解像度はどんなものかと写真を確認してみると、アレッ? 等倍で確認してみるとピントが見えないんです。対して、1日前に旧型になってしまった所有品だと、等倍で見てもガチピン。アレッ、話が違うんじゃ無いの?写真を挙げてみます。
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Nikon D750 + TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)
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Nikon D750 + TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)
これだと分からないので、等倍で行きます。
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Nikon D750 + TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)
F3.2 1/1000秒 iso4500
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Nikon D750 + TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)
F3.2 1/1000秒 iso8000
気が付いてみたら、確かにisoはちがいますね。でも、このカメラはこのくらいのisoの違いで撮影効果がこれほど変わることはありません。また、このカットは特に悪いものを選んだわけではなく、このレンズで試写したものは、みな同じ写り方をしていました。
この写真でピントはどこに合っているんだろうと探してみると、以下のところかなぁと思います。つまり、前ピンになっているということでしょうか。
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TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)は購入後一度修理に出して組み直して貰ったことはあります。Nikon D750はよさこい会場で落下させて、ピントが合わなくなりやはり修理に出しました。でも、両者を一緒に修理に出して特別相性を良くしたことはありません。
新型レンズは素性は良いのでしょうが、もし購入した場合には、ピントチェックをして、少しでも疑問の余地があったらすぐにメーカーに修理に出した方が良いなと思いました。製品の精度にバラツキがあるんじゃないのかなと感じます。
まあ、自分の所有レンズの優秀さを確認できたという点では有意義でした。