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粉砕骨折

このところブログの更新をすっかり忘れていました。一応生きてますよ。結構元気です。

自転車関係は当然のことながら写真も撮っていないので、あげる材料がありませんでした。その間、暇な時間はどうしていたかと言うと、一番はUbuntu Linuxいじり。デスクトップでもノートパソコンでもWINDOWSとのデュアルブートが出来るようにしました。さらにデスクトップ機ではhddを増設し、Ubuntu Linux専用ブートドライブを作成。WINDOWSの載っているパソコンにUbuntu Linuxを2つインストールという珍妙な構成にしました。そして、その3者の間でパックアップを取り合うという、組んずほぐれつの関係を作り出しました。前回アップした写真は、Ubuntu LinuxのソフトでRAWから現像しリサイズしたものです。

Ubuntu Linuxに入れ込んでしまった理由は幾つかあります。
1つは、ド素人にも使える優しいOSであること。この点、WINDOWSと変わりません。インストールディスクを起動させて何回かenterキーを押すだけですぐに使えるようになっちゃいます。オフィスソフトや画像ソフトや音楽ソフトなどが、何の気を遣わなくても勝手にセットアップされています。インターネットにも自動的につながります。
そして、完全フリーであること。たいていのソフトはそろっていて、しかも無料です。マイクロソフト製品のようにアクティベートしないと使えないとか、場合によると『不正コピーです』というようなおしかりを受けることもありません。私の体の一部と言っても良い親指シフトによる日本語入力にも正式に対応してくれています。ブラインドタッチがどのソフトでもスムースに行えます。
そして、起動が速い。VISTAはもちろんXPと比べても断然速いです。だからWINDOWSにしかないごく一部のソフトを使う場合を除くと、どうしてもUbuntu Linuxを立ち上げることになります。


さて、そんなことはともかく、こういうことを書くつもりで書き始めたのではないのです。実は、今日、病院に行ってきました。とは言っても、前から掛かっているところではなく、別の病院に行って診断を受けたのです。セカンドオピニオンというやつを聞きに行ったのです。そうしたら、「粉砕骨折」という言葉が医者の口から出てきました。

事の起こりは2日前の5日(土)。2週間前に掛かり付けの病院に行ってレントゲン写真を撮ったところ、骨折部を繋ぐ骨の成長が写って来ないので、医者が『超音波治療器を使ってみますか?』と聞いてきました。私は、まあ、何でも、やらないよりはやった方が良いんだろうなと思って、了承しました。そしたら、医者は、『この機械は業者に使い方を直接教えてもらわないと行けない。業者に連絡を取っていつなら来てもらえるか調整するから、しばらく待合室で待機しているように』と言います。しばらくして、待っている私のところに看護婦さんが来て、『3月5日に決まりました。当日、自己負担金が3万7千数百円かかります』と通告します。あまり高いのでビックリしましたが、今更いやとは言えないのでそのまま帰宅しました。

そして、5日。病院に行って業者に機械の使い方の説明を受けました。帝人の「セーフス」という超音波治療器です。驚いたのが、料金設定です。『これは保険が適用になるが、病院を通じたレンタルということになる。お客さんは3割負担なので、年間3万7千数百円になる』ということを言います。まあ、この機械、はっきり言って、ちゃちです。大型の薄型テレビが数万円で買える時代に、こんなもので年間13万円ほども取るのかということにまず呆れました。

しかし、もう一つ呆れたのが、料金は年間単位でしか設定しないということです。1週間しか使わなくても1年分のレンタル料が取られるのです。これが私には何よりショックでした。年間単位でしか料金設定がない機械ということは、どう考えても即効性はないということです。それを今から使う。すでに骨折から4ヶ月経っている今から使う。どういうことなんだ?!

私は救急車で病院に運ばれて当日は何の治療を受けられず帰宅しましたが、指示されたとおり翌日整形外科の診察を受けると、医者はレントゲン写真を見た上で、私に、どうしますかと聞いてきたのです。「手術をすれば2ヶ月で治ります。競輪の選手などは早く仕事に戻らなくてはならないのでそうするんですが、入院をしなくてはなりません。手術をしなければ4ヶ月です。入院の必要はありません。自分の仕事や社会的な責任を考えて手術をしないという選択もあります」と。私は当然手術だと思って、救急車で運ばれたときも救急車の中から家族にケイタイで連絡して入院の支度をしてくれるように頼みました。翌日もその用意をして診察を受けに行ったのです。そうしたら、暗に手術をしないことを勧められたと感じました。(まあ、良いか、手術をしなくても4ヶ月で治るのなら。確かにその方が仕事の迷惑はあまりかけずに済むだろうから)、と。ところが、4ヶ月経って治っていません。1ヶ月や2ヶ月見込み違いで遅れることは理解できます。それを医者の責任だとは思いません。患者によって治り方に差が出ることは当然のことでしょう。でも、年間単位の料金設定しかない機械を今から使うということになると話は違います。じゃ、この骨折はいつになったら治るんだ?!私は思わす「騙されたっ」と声を挙げました。そんな馬鹿なことがあるか。だったらやはり手術すべきだったのではないか。業者は、『この機械は松井選手も使った』と言います。でも、じゃ、怪我をして4ヶ月経つまで待ってから松井選手はこの機械を使ったのか、そんなはずがありますかっと、自然に私の声は高くなります。その声を聞きつけて、私の担当医がやってきて説明します。『手術をすると折れた部分の距離が短くなるので早く着くようになるんだけど、あなたの場合は離れていいるから・・・』と話し始めます。「そうですよね。私の骨は3カ所折れていて、しかもヘアピンカーブのように折れ曲がっているんですよ。折れた部分の間の距離が長いんです。だったら治りにくいと考えて当然じゃないですか。私も、私の職場の者も皆そう言っていますよ。素人だってそう考えますよ。でも、専門家である医者がそう言わないから、信じるようにしてきたんじゃないですか。その結果が・・」。この機械を使えば、治るまでの期間はどのくらい短くなるのかと質問しましたが、医者は『期間については言えない』としか答えません。(だったら、手術をすれは2ヶ月、しなければ4ヶ月なんて言うなよ、初めから)。

結局、人の良い私は、わざわざ私のために出かけてきた業者のことを考え、今更いらないとは言えないなあと思い、言われたままのお金を支払い、この機械を受け取りました。でも、掛かり付けの病院に対する信頼は急激に落ちました。それで、「他の病院の意見も聞いてみたいので、今までの診察の記録を貸してください」と、看護婦さんに申し出ました。その点は医者も協力的でした。紹介状を書いてくれ、レントゲン写真のデジタルデータをCD-Rに焼いてくれました。もっとも、私が重ねて催促したら、でしたが。

そのレントゲン写真を自宅のパソコンでしげしげと見てみると、ここまでひどい折れ方なんだなあと改めて感心しました。Z型に折れ曲がっている部分は、ほねが2重に折れているばかりでなく、下側の部分は縦にも割れて破片が遊離しています。今までは、ちらっとしか見せてもらっていなかったので、こんな具合であったとは知りませんでした。それを持って今日、別の病院(整形外科で有名なところ)に行ってきたのです。場合によったら今からでも手術をした方が良いのかも知れないと思いながら。
今日の医者はレントゲン写真を見たあと、書き取った図を示しながら『粉砕骨折』ですねと言います。そして、『私ならすぐに手術です。鎖骨はつきにくいこともあって1年経ってもくっつかないことがあるんですよ。だから私は手術にしますね。あなたの場合だと2本ボルトを入れた手術になったでしょうね』と言います。私が、手術をしなくても4ヶ月で治ると言われたんですが、と聞くと、『この写真を見た上でですか?それは無いですね。縦にも折れて遊離していますからね』。でも、私の鎖骨を指で押した上で、『これで今痛みがないのなら、このまま様子を見た方が良いんじゃないですか。柔らかく骨ができはじめているのでしょうね。手術をするとそれを取り除くことになりますから』。結局、手術はしなくて、このまま自然治癒を待つのが今の上策なのかなという見通しを得ることができました。完治はいつになるのか分かりませんが。

今日の医者は『治療の仕方は最初の先生の方針次第なんですね』と言っていたけど、まあ、運が悪かったです。初めに救急車が運んでくれた病院が現在の掛かり付けのところではなく今日のところであったなら・・・。もうとっくに回復していましたね。たぶん。
Commented by hayazou2002 at 2011-03-08 21:34 x
こんばんは
最初にかかったお医者さんが良くなかったんですね。
いまさら手術は得策じゃないのでしたら、日にち薬ですね。
Commented by 銀輪乗士 at 2011-03-08 22:47 x
大変な思いをなさってますね。
治癒が想定より遅れると不安感も高まるのは拙も経験しています。
セカンドオピニオンの選択は正解でしたね。
骨が出来始めたのはなによりです。一刻も早く回復しますように。
Commented by ZERO at 2011-03-09 00:01 x
私も怪我がなかなか治らなくて少し焦った経験があります。
本当にセカンドオピニオン正解でしたね。
複数の医師の意見を聞くのは大変意味のあることですね
焦らずじっくりいきましょう^^ 

それにしても「超音波治療器」なるもの高いのですね!

Commented by tomochan at 2011-03-09 15:16 x
私も医者とかの言うことは素直に聞いてしまう方なので勉強になりました。
やはり、少しでも疑問を感じたらセカンドオピニオンを求めるべきなんですね。
こうなったらあせらずじっくり治すしかないですね。
お大事に。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-03-09 21:46
hayazou2002さん、こんばんは。
そのようです。どうもついてないですね。後2ヶ月くらいはじっくり様子を見ようかと思います。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-03-09 21:48
銀輪乗士さん、こんばんは。
もっと早く今回に病院に行っていれば、途中で乗り換えられていたかも知れませんね。
後は早い回復を願うばかりです。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-03-09 21:49
ZEROさん、こんばんは。
もっと早くセカンドオピニオンを求めていればよかったです。
「超音波治療器』はボリまくりですね。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-03-09 21:54
tomochanさん、こんばんは。
ご心配いただきありがとうございます。
医者は初めの人を信じすぎない方が良いようですね。特に現在かかりつけの病院については、職場の人に聞くと、評判の悪さが際立っています。「あの病院には今医者がいない」とか「うちのあたりでは、あの病院に行く人はいない」とか。私はこどもの時からよくかかっていたところなんですけどね。
早く治りたいものです。

Commented by sankanjin at 2011-03-11 22:36
粉砕骨折!聞いただけで怖くなります。医師の判断に異を唱える勇気はなかなか患者にはないですし信用せざるを得ないですものね。
しかし、評判と言うのは意外と当たっているかも知れず、評判のいいお医者を探すだけの患者力も必要な時代かも知れませんね。お大事になさって下さい~。

大地震、関東方面も大きな揺れだったと思いますが、大丈夫でしたでしょうか?
Commented by haru_ogawa2 at 2011-03-12 01:12
sankanjinさん、こんばんは。
そうですね。私も基本的には医者を疑うことはありません。今回のように医者の技量に疑問を持ったのは2回目のことでした。いや実は三度目。コメントを書いていたら長くなりすぎて送信できなくなったので、新しい投稿として載せさせて貰います。

地震はすごかったです。人生最高の揺れでした。でも、我が家の被害は玄関ドアのガラスが一枚割れたのと、食器棚の中で焼き物が何枚か割れただけで済みました。海岸の近くの方は大変でしたね。
by haru_ogawa2 | 2011-03-08 00:05 | Comments(10)

元々は自宅の回りの植物(枯れ草・枯れ葉・花・紅葉等)を撮っていましたが、今はよさこいのイベントを撮ることが多くなりました。GANREFにも投稿しています(https://ganref.jp/m/haru_ogawa/portfolios/photo_list/page:1/sort:ganref_point/direction:desc)。


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