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ぶどう峠往復 + 鬼石夏祭り

予定通り、今日(16日)ぶどう峠に行ってきました。
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【ぶどう峠の石碑の前で。】

もし時間的に余裕があったら一気に長野側に降りてしまおうなんて考えて、ナビも用意したのですが、出発できたのは8時。諦めました。それでも、心理的惰性でナビを持って行ったせいで、帰りに災難が起こることになりました。

今回は長野に抜けるための下見走行というつもりで、秩父盆地には入らず、児玉経由で行きます。この方が神流町に抜けるのに峠を一つ省けるので体力の温存になるだろうというもくろみです。

予定通り順調に児玉から鬼石、神流町へと抜けます。万場の市街地に入った辺りでアイスが食べたいなあと思って、さて、この前のおばあちゃんの店はどうかなあと思ったのですが、逆に遠慮の気持ちが芽生えてしまってパス。結局、万葉の里に寄ります。銀輪乗士さんの物まね路線です。
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【下久保ダムの手前。狭い急坂を下りたところにダンプが一台車庫に収まっています。回りにアジサイ。】

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【銀輪乗士さんの真似をして、饅頭を二つ買いました。麦茶出なかったです・・・。】

そのまま神流川沿いにさかのぼっていきます。あの道、年がら年中工事をやっていて、交互通行のところが何カ所もありますよね。で、名勝丸岩の近くで待たされていると、ローディがやってきます。“どちらまでですか”と聞くと、「ぶどう峠」という返事。オオッと、私と同じではないですか。結局、この方とは急坂直前の『ふれあい館』までつかず離れず、適当に話をしながら、一緒に行きました。聞いてみると、この方、太田からおいでになったと言うことですが、自転車歴はなんと30年以上。銀輪乗士さんと良い勝負ではないでしょうか。「昔は会う人はみんな知っている人か、知らなくても普段から見かけてる人しかいなくて、人に自転車が趣味なんて言っても、意味が理解してもらえませんでしたよ」などと仰る。そして、赤城ヒルクライムの話題になって、「あのコースはキツイですよ。昔いつも乗鞍に出ていた私からしても、ずっとキツイコースだと思いますよ。特に前半の直線部分ですよね。雑誌では逆のことを書いてますが、キツイのは九十九折りよりもその前ですよね」と、私(たち)と意見が一致します。群馬に行ったら大間々から入る林道のコースに是非行ってくださいというアドバイスも貰いました。一足先に私がふれあい館について銀輪乗士さんと同じくキノコカレーを食べている間に、太田の方は食事をしないで出かけたようでした。

12時15分、ぶどう峠に向けて出発します。“去年来たときは、激坂は無い、普通の坂だけだというつもりだったけど、結構キツイなあ、去年もやはりこのくらいきつかったんだよな”と思いながら登ります。登るときはペダリングをずっと意識していました。“引き足、踏み脚、どちらが優先か。いや、左引き足と右踏み脚のセットだ。他方は右引き足と左踏み脚のセット。それにしても、どちらを強く意識するかはあるだろう。なんだか体重を踏み脚に載せる様に意識すると少し楽なような・・・。少し腰が痛くなってきたな。今のうちに少しダンシングをして散らしておこう。あらっ?引き足中心になったらさっきより楽になってスムーズに漕げるぞ。やはり坂では引き足優先か・・・・・”などと、ずっと自分との対話を続けます。その間、銀輪乗士さんとhayazou2002さんが楽しんだという湧き水はどこだろうと気にしながら進んだのですが、結局、これだというものは見つからず。アーア、いつまで続くんだよ、と思いながらやっとのことが漕いでいると、頂上まで残り2㎞くらいのところで、あの方が降りてきました。太田の方。二人とも、にこっと笑って手を挙げて挨拶。さわやかな出会いと別れでした。実はせっかく持ってきたのだからと、この辺でナビを起動させていました。それで、残りが少ないことが大体分かっていました。でも、それからが大変。残り1㎞位になると、もう、大した坂でなくてもダンシングでないとしのげないようになってきます。参った参ったと思いながら、やっとのことで頂上に到達。13時45分でした。この前、城峰山に登ったときも感じましたが、筋肉のスタミナが足りません。
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【ぶどう峠の頂上直前にありました。祠の中には「坂本九」という文字がありました。御巣鷹山を望める一番高いところに建てたんですね。】
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【ぶどう峠の北相木村方面。長者の森というのがあるようです。私のご近所の方も別荘を持っているとか。】

エネルギージェルをすすって水を飲んで14時ちょっとに降ります。下りは一気。コーナーを回るとき、こ~ぢさんから指摘されたように腰を上げないように気をつけます。外足と内手に重心のラインがピンと張るようにしますが腰を上げないので切れがありません。でも仕方がありません。安全性がより大事ですね。

ふれあい館まで戻ってきました。コーラを一気飲みしたいと思っていたのですが、私がぶどう峠に出かけるとき自販機に入れていたので、まだ冷たくなっていないだろうと、ちょっと離れた自販機で買います。次の休憩地はまたも万葉の里。私がベンチに座ってアイスを食べていたら、あの太田の方が前を通り過ぎました。あの方、ぶどう峠を下りてから、どこかで昼食をとっていたんだなと納得。数分してこちらも再出発します。15時30分。しばらく降りてから、そうだ、このまま来た通りの道で帰ったのでは面白くない。ナビはいつも対岸に渡る道を案内したがるから、また点けてみよう、と思ったのが、間違いの元。
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【綺麗な橋。「こんぴら橋」。】

こんぴら橋を渡って、神川町に入ると途端に細い道が上に続きます。ナビは4㎞先右折です、などとのたまわっている。ここまで来てまた登りか、と思いながら従います。でもその調子でどんどん上に上がっていきます。オイオイ、ええ加減にせえよとつぶやいたとき何とか下りになって事なきを得たと思ったのが大間違い。
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【神川町側から神流湖を見下ろします。ボートは私がこんぴら橋を渡るとき見えたもの。】

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【同上。】

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【この施設、一段高いところにあります。道はさらにこの上に延びています。】

その後また登り。人家無し、人っ子一人いないとこ。どうやら城峰公園の回りをぐるっと回らされた感じです。
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【不法投棄の銀座といった感じのところ。まあ、色々なものが散らかっています。この石の下は何があるんでしょう。】
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【城峰公園入り口に出てきました。】

そこから下界に降ろされるかと思ったら、またまた林道に入らされ、登りです。2㎞先右折です、とのたまわった。こんな細い人家も人もいない森の中の薄暗い道をまだ登りかと思いながら行くと、沢に作った2段階式の砂防ダムの辺りに白い車が駐まっていて黒いTシャツを着た二人組が座っています。こ、こんなところで何じゃ・・・と不審に思いながら通り過ぎます。私が通り過ぎるとき、一人がドアを開けて出てきたのも気になります。何してたんだろね~。そのままさらに登っていくと、突然通行止め。仕方なくそこに接続していた右側に行く道に入ります。ナビはすぐにその道を行く新しい道筋を紹介しましたが、斜度が凄い。でも、道の端に狭い畑があります。ええっ、こんなとこ、人はいないじゃないの?と思って、上空を見ると、凄い急傾斜の山肌に人家が一軒か二軒見えます。道の先にもおばあさんが一人います。でも、一気に山の頂上に登るような大変な斜度。ここを抜けると、児玉にでも出るのでしょうか。でも、諦めました。もう無理。ぶどう峠に登ってきて、その帰りにこの激坂。無理ですよ。上ってきた林道を下ります。普通の自動車道に出てからは敗戦気分で北に向かいます。初めから素直に鬼石に降りてれば良かったのに。そうすれば遅くても4時半には鬼石に着いていただろうに、今はもう5時。重い疲労感を感じながら、地滑り資料館のところに出ました。

鬼石の町に入るところに、ゲートがあって、警官が何人か座っています。『祭りにつき車両通行止め』と標識が出ています。自転車はいわゆる「車両」じゃないよなと思いつつ、了解も求めず通過します。そうしたら、山車です。ラッキー。そういえば朝、準備をしていたな、と思い出しました。で、市街地をただ一人自転車を走らせながら山車に近づきパチリ。いやあ、ラッキー。この時間にここに来なければこういうものは見られなかったと考えると、ナビの指示に従い山の中の道をさまよったのもラッキー。やはり、万事、塞翁が馬でしょうか。
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【子どもが山車の上で頑張っています。】
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【交差点で山車を引き回します。】
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【こんなふうに山車に乗るのは一生の名誉かも知れないですね。】
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【やはり山車は夕暮れが似合いますね。】

でも、その後が大変。もう完全に足が売り切れています。鬼石から金讃神社に向かう坂を登るのが大変。児玉に向こうのが大変。花園に向かうのが大変。花園橋を渡るのが大変。そこから自宅に帰るのが大変。もう、最小限の力を振り絞ってペダルを回し、やっとのことで帰ってきました。18時45分。185㎞でした。

ぶどう峠往復より2時間早く家を出れば、ぶどう峠~小海~佐久穂~十石峠というラインを回って帰ってこれると考えていました。今でもたぶん出来ると思っていますが、それには今日のような、あるいはそれ以上の大変さを味あわなければならないのだなと了解しました。それでも行くのだろうな、私は。
Commented by 銀輪乗士 at 2011-07-17 05:47 x
行きの巡航速度が速いですね。
麦茶でませんでしたか・・・ちょっと優越感であります^^
明日までに乳酸抜けるかしら、でもそれならそれでハンデですね。
はる様もチームAですわ。
Commented by hayazou2002 at 2011-07-17 06:13 x
ぶどう峠とはすごいです。185kmおつかれさまです。
明日はお手やわらかにお願いします☆
Commented by haru-155 at 2011-07-17 12:06
こんにちは!

うわ~!!はるさん、相変わらず凄いですね!
185キロですか~!一日車でそれだけ走ったって疲れますのに。。
しかもこの暑い中。。
もうホント尊敬です!

お祭り夕日の中で素敵ですね~♪
そういえば何年か前、寄居の夏祭りにカメラを持ってお邪魔したことがあります!(^^)!
山車が素敵で女性神輿などがあって、良い雰囲気のお祭りでしたっけ!
なんか、そんな雰囲気を思い出しました!(^^)!
Commented by likeamarathon at 2011-07-17 14:53
はじめまして。
おすすめブログから飛んできました。
自転車乗られるんですね♪
暑いけど、やっぱり気持ちいいですよね♪
これからもよろしくお願いします。
リンクいただいて帰ります。
Commented by きーじぇい at 2011-07-17 15:29 x
この暑い中、ぶどう峠ですか。
しかも午後も精力的に走られてスゴイです。
そうそう、あの饅頭屋ではきゅうりの漬物やタケノコの煮物を出して頂いたことがあります。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-17 18:22
銀輪乗士さん、今日は。

はあ、私も当てが外れました。まんじゅうを出してくれたのは40前後の女性でしたが、私はちょっと印象が悪かったのかもしれないですね。
乳酸ですか・・・・。毎朝、ヨーグルトを食べているので抜けないでしょう。
チームA ? Aは阿呆のA or 甘い物好きのA。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-17 18:25
hayazou2002さん、こんばんは。
さすがに疲れました。
明日走れる体力が残っていればいんですが。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-17 18:28
haru-155さん、今日は。
結構大変でした。元々私には限界的な距離な上に、まだ復調の具合が完全とは言えないということもあると思います。

鬼石の山車はなかなか結構な感じでした。カメラマンも結構出ていましたよ。もっと落ち着ける撮影ができれば理想的だったのですが、自転車にまたがったままの行き当たりばったりですから、こんなものでしょう。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-17 18:30
likeamarathonさん、今日は。
お出でいただきありがとうございます。
自転車は漕がないと進まないというのが困ったところですね。下り坂は気持ちが良いですね。
これからもよろしくお願いいたします。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-17 18:32
きーじぇいさん、今日は。
無理して走ってみました。
ええっ、きーじぇいさんも色々なものをもらっているんですね。そうするとますます、自分は気に入られなかったのかなという気がしてきました。
Commented by tomochan at 2011-07-17 19:33 x
こんぴら橋から通行止めまでの寂しい道、この区間は先日私が走った道と思われます。
ただはるさんと違うのは、私は好んで行ったことです。(^^)
ただ涼しそうだからと言うことだけで。
150kmから走った後の帰り道としては辛いものがありますね。
あの通行止めのところは右に登って行くと、はるさんも先日通られた城峰山から皆野の金沢に下りる道に出るのではなかったでしょうか。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-17 21:55
tomochanさん、こんばんは。
そうなんですか。tomochanさんが行かれたのと同じ道でしたか。
金沢に降りる・・・なるほど。googleの地図でよく見たら確かにそんな具合になりますね。そうでしたか。いつか機会があったら通ってみたいものです。
Commented by ZERO at 2011-07-17 22:10 x
ぶどう峠往復、185kmとは!お疲れ様でした。
明日へのアップにしてはすごいですね~
でもチームA候補のはるさんなら大丈夫ですよね^^
こんぴら橋からのルート、私も逆周りで走ったことがあります。

Commented by YASU at 2011-07-18 07:08 x
この暑さの中185㎞とは恐れ入ります。それも一人で。とてもまねできません。土曜日走りましたが、めちゃくちゃ暑く、ときがわでかき氷を食べて帰ってきました。しばらくは早朝のみの走りになりそう。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-18 22:05
ZEROさん、こんばんは。
今日はお世話様でした。
やはりZEROさんは凄い。太陽寺に登るのに後ろが23tとは・・・。常人じゃないですよ。
あのルートやはり走ったことがあるんですか。激坂フェチの方は、色々怖いところを走っていますね。
Commented by haru_ogawa2 at 2011-07-18 22:10
YASUさん、こんばんは。
確かに土曜日は暑かったです。アイスとドリンクを買うのにいくらかかったか分からないくらいです。でも、私は、夏、水をがぶ飲みするのが好きなんです。そのためにはそれなりのこともしなくちゃ行けないですから仕方がないですね。

ぶどう峠は確か標高が1400mを超えているので、涼しかったですよ。上野村の国道まで降りてくる間に随分暑くなってしまいましたが。
by haru_ogawa2 | 2011-07-17 00:11 | スポーツ | Comments(16)

元々は自宅の回りの植物(枯れ草・枯れ葉・花・紅葉等)を撮っていましたが、今はよさこいのイベントを撮ることが多くなりました。GANREFにも投稿しています(https://ganref.jp/m/haru_ogawa/portfolios/photo_list/page:1/sort:ganref_point/direction:desc)。


by haru_ogawa2
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