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大きな蛾 / The way we were

大きな蛾
大きな蛾 / The way we were_b0104774_22285754.jpg

今日、窓をあけて遅くまで仕事をしていて、さあ、帰ろうかなと戸締りを始めたら、窓に大きな蛾が留まっていることに気がつきました。それがこれです。残念ながら、他のものと一緒に写しこまなかったので、イマイチ大きさが分からないかもしれませんが、なかなかのものでしたよ。

しかし、これを外に追い出すのが一仕事でした。このまま、この週末をずっと狭い仕事部屋のなかにいて欲しくはないので、チリトリを持ち出して窓の外に出るように促すと、私の首元に突っ込んで来てからパタパタと舞い上がり蛍光灯の周りを飛び始めます。おお、怖っ。そうか、灯を消せば、外の灯の方が明るくなるから出ていくだろうと、電気を切ると、静かになるだけ。どうしたかなと蛍光灯をつけてみると、壁に張り付いています。そこで、電気を再び切り、チリトリでツツクと床に落ちてバタバタ。いつまでもやみません。ええ加減にせえよと電気をつけてみると、今度はバドミントンのラケットに留まりました。ヨーシ、動くなよ、とラケットの柄をもって、チリトリをラケットにかぶせ、ソーッと窓の外に突き出して、ヒョイと動かすと、ひらひらひら。やっと街灯を目指して飛んでいってくれました。やれやれ。


The way we were



The Way We Were

Memories,
Light the corners of my mind
Misty water-colored memories
Of the way we were

Scattered pictures,
Of the smiles we left behind
Smiles we gave to one another
For the way we were

Can it be that it was all so simple then?
Or has time re-written every line?
If we had the chance to do it all again
Tell me, would we? Could we?

Memories,
May be beautiful and yet
What's too painful to remember
We simply choose to forget
So it's the laughter
We will remember
Whenever we remember...
The way we were...
The way we were...

私は映画を見て感動することはあまりない。まあ、小中学校のときは、学校で1年に1、2回、映画会があって、その時、例えば『ハチ公物語』なんて見せられて、涙が止まらなくなったことはある。そんな時はクラスメイトに見られると恥ずかしいので、それをなんとか誤魔化そうと苦労したものだった。でも、青年になって自分の意思で映画を見て初めて感動したのはこの映画だった。多分それ以降もこれほど感動した映画は他にはないと思う。

この映画は1930年代後半のアメリカの大学生が50年代に進むまでの生活を扱っている。でも、映画に出てくる舞台設定が、自分あるいは自分よりも5歳くらい上の世代の学生時代と重なっているように見えて、遠い世界の昔話とは思えなかった。

この曲の出だしで、バーバラストライサンドがハミングをはじめるが、もうそれだけでたまらなくなる。曲が進むにつれて、胸が熱くなってくる。1度では物足りなくて、2度、3度続けて聞き返すが、何度聞き返しても、その感じ方は弱まらない。
私の場合、音楽を聞くとき歌詞は重要ではない。だから、その胸の高まりはメロディーと歌唱の力だけでもたらされている、でも、この曲は私にとって特別なものなので、歌詞を聞くこともある。

”Can it be that it was all so simple then?
Or has time re-written every line?
If we had the chance to do it all again
Tell me, would we? Could we? ”


この部分、たまらない。

「あのころ、何もかもがそんなにシンプルだったなんて、そんなことあるのかな・・・。
それとも、時間が一つ一つの記憶を変えてしまった・・のかな。
もし、全てをもう一度やり直すことができるとしたら、
どう、私たちそうする? できると思う?」
(はる訳)

私は、この歌詞を聞くたびに

Of course !

とつぶやいてしまう。

確かに、若い時の記憶は美しく、同時に辛い。でも、決して忘れることを選んだりはしない。

never “We simply choose to forget”。

あの時代の喜びも、悲しみも、絶望も、悔恨も、人生の宝だと思う。

The way we were
決して忘れることはない。
The way we were
すべては過去になる。今現在の自分の気持ちも体も、すぐに過去になる。
The way we were
そのすべてが、愛おしいものになる,はずだ。

ま、ボケちゃったらそれまでですけどね。

BRAVIA U1(ケータイ)

by haru_ogawa2 | 2012-09-28 22:41 | その他 | Comments(0)

元々は自宅の回りの植物(枯れ草・枯れ葉・花・紅葉等)を撮っていましたが、今はよさこいのイベントを撮ることが多くなりました。GANREFにも投稿しています(https://ganref.jp/m/haru_ogawa/portfolios/photo_list/page:1/sort:ganref_point/direction:desc)。


by haru_ogawa2
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