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彩夏祭 2017 (2) 毒のある独り言

私はよさこいの寄生虫です。よさこいの発展のために写真を撮っているわけでも、特定のチームに奉仕しようとして撮影を行っているわけでもありません。ただ、よさこいの踊り子を自分の作品作りの素材として勝手に利用させて貰っているだけです。まあ、なかなか良い作品は撮れないのですが。

それはともかく、でも、寄生虫は寄生虫なりに、踊り子に対するリスペクトは持っています。撮影した各チームの踊り子の表情を見ていると涙がにじんできます。この一途さ。この弾けるような笑顔の背後にどれだけの思いがあるのだろう、どれだけ練習を積み重ねたのだろうと考えてしまいます。多くのチームのどの踊り子に対しても同じような気持ちを持ってしまいます。

それに照らして、今年の彩夏祭の審査には、踊り子に対するリスペクトがどれだけあったのだろうかと不審の念に駆られます。あまり具体的に書くことは、さすがの寄生虫にも差し障りがありすぎて、できません。でも、二つあげると、一つは千葉勢や東京勢の演舞の評価です。あれは公正な評価だったのでしょうか。それともホームタウン・デシジョン?まあ、「大人の世界のことですからね、色々ありますよ」ということなら、初めから半ば出来レースだったということですね、と言うしかありません。

二つ目に朝霞市内のチームの順位付けです。あまりにも意外でした。これ、どうやって説明するの、出来るの? と感じました。こう感じたのは私だけではありません。私と一緒に見ていたよさこい好きの朝霞市民の方も同意見でした。自分たちの演舞を完成させようとして日夜情熱を傾けることには意味がないのだろうか、そう考えるしかない結果を出してしまっているのではないか、と感じました。

どのチームの踊り子も同じように情熱を持って、取り組んでいると思います。問題は審査のあり方にあると思います。こういう審査を繰り返すのなら、もう2段階の審査システムを組んで順位付けするなんてことは止めた方が良い、ただの茶番ではないかと感じます。少なくとも、今回のような結果を繰り返すようでは、その結果に対して尊敬を集めることは出来ないでしょう。

ただの寄生虫、それも非朝霞市民の独り言ですので、無視してくださって結構です。私、最近物忘れがひどくなったものですから、2017年8月6日(広島に原爆が投下された記念の日)に私が何を思ったのか、記録として留めておきたいと思います。

なお、私のこの毒のある独り言は、私一人のものであって、いかなるチームのいかなる踊り子とも何の意見交換をせずに行っているものであることを、明言しておきます。

Commented by 通りすがりの朝霞市民 at 2017-08-08 11:03 x
本当に全くもって同じ意見です
20年近く踊り子もやってます
これでは彩夏祭がなくなってしまう
危機を感じた今年の審査基準
各チームの踊り子はよくわかってます
日曜日の夜どれだけの人がこの話をしたのでしょうか、、、
Commented by haru_ogawa2 at 2017-08-08 21:49
通りすがりの朝霞市民さん、コメントありがとうございます。

私の感じたことが私一人の思い過ごしではないということが分かり、安心しました。でも、それだけ問題は深刻ですね。
ファイナル演舞の後や授賞発表の時の拍手も、今回の賞の重さ通りではなかったですね。それだけ多くの方が同じように感じていたということでしょう。審査の仕方については改善(プロが加わるとか、プロに任せるとか)されれば良いなぁと思います。
Commented by haru_ogawa2 at 2017-08-09 13:59
「朝霞市民より」さん、こんにちは。

私の不味い写真の載ったブログをご覧頂きありがとうございます。

今回の審査結果が正当なものであったかどうかについては、ネット上で言葉のやりとりをしても一つの結論に至ることは出来ないでしょう。ですから、かたくなに反論しようとは思いません。ただ、自分の目にどう見えたかということ、そして、一緒に見ていたよさこい通の方(彩夏祭のよさこいを20年も見続けている方)の意見もまったく同じで、自分の見方に間違いはないのだろうなと思っていたというに過ぎません。しかも、その判断はこれは90だろうか100だろうかというような微妙なレベルでの判断ではありません。そのレベルの違いであれば人によってどう判断が逆転しても不思議ではないと思います。でも、今回はそれを超えた不思議なことが起きてしまっていると感じました。それはお前の思い過ごしだと言われれば、論理的に覆すことは出来ません。

よさこいのチームの方達が他のチームの方達を応援する様子は以前から見聞きしています。それは気持ちの良い現象ですね。そのような相互関係は審査の如何に関わらず存在するものです。そのことと、審査が正当なものであったか否かは何の関係もありません。きつい言い方になっていたら申し訳ありません。

長くなってしまいました。以下、次のコメントに続きます。
Commented by haru_ogawa2 at 2017-08-09 13:59
「朝霞市民より」さんへ

プロにも個人の趣向が反映されるということですが、それはそうです。でも、スポーツであれ合唱、吹奏楽、その他文化的な分野であれ、熟達した参加者の優劣を素養のない素人の判断に任せるという仕組みは殆ど聞いたことがありません。フィギュアスケートや体操の中継等を見ると、スローモーションでも素人には何をやっているのか分からないところがありますが、解説をしているプロの方はリアルタイムで細かいミスを見抜いています。現在のよさこいのレベルは非常に高くなっています。特に朝霞スタイルのよさこいはダイナミックでスピーディで、その上での同調性を表現しているように思えます。どんな分野でも、突き詰めていけば普段関心のない人には一見して分からない、細かいなぁと思える部分でしのぎを削ることになります。その優劣を素人の判断に任せる仕組みというのは、初めから審査の相当性を放棄していることになると思います。結果の正当性を問題とする前に制度として間違っていると思います。
プロも間違いを犯すことがあります。外国ではサッカーの審判が買収されていたという話もありました。でもそういうことがあるからと言って、元々素養のない素人に任せても同じだという話にはなりません。それは、次元の違う話だと思います。

長くなりました。済みません。

この記事を読んで嫌な気持ちになる人がいるのではないかという点ですが、否定は出来ません。でも、私は、納得してくれる人の方が多いと思っています。自分たちでは口に出せないことをよくぞ言ってくれたと思ってくれる人の方が多いと思っています。そのくらい奇妙なことが起こってしまったと思いましたので、この毒のある独り言を掲載させて頂きました。

今後もこのつたないブログをご覧頂ければ幸いです。ありがとうございました。
Commented at 2017-08-13 03:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by haru_ogawa2 at 2017-08-13 09:43
鍵コメ(・・・・ゲーム)さん、コメントいただきありがとうございます。
ご心配をおかけしております。済みません。
でも、文章内容からして、朝霞市の20年来のよさこいファンと私が問題だと思ったのは、あなた様およびその関係者のことではありません。具体的に書かないので、いろいろ想像が飛んでしまうかも知れませんが、お許し下さい。
Commented at 2017-08-13 10:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2017-08-13 18:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by haru_ogawa2 at 2017-08-13 19:32
鍵コメ(今日の午前中にコメントをいただいた方)さん、こんばんは。
コメントいただきありがとうございます。
確かに地元勢が高く評価される傾向は色々なところにあります。しかし、彩夏祭では千葉勢や東京勢を正当に評価した時期もあったかと思います。なぜ、今年は特に(!)(去年もうん???・・・がありましたが)そうではないのか。不思議に思いました。札幌のYOSAKOIそーらん祭りでは昨年は北海道勢を抑え、中部地方のチームが大賞、千葉のREDAさん(彩夏祭ではなぜかFINALに残りませんでした)が準大賞を与えられました。こういう姿勢がそのイベントの賞に対する尊敬を生むのだと思います。県内随一のよさこい祭典である彩夏祭がその気品を失うのは残念です。
また、あのチーム。そうです。ご指摘のことは私は知りませんでしたが、あのチームがああいう結果になったのがどうしても納得が行きませんでした。どうしてこういう反転が起こってしまったのか。やはりものの分かるプロに見て貰うしかないなと思った次第です。
今後も機会がありましたら朝霞のよさこいを拝見したいと思っております。よろしくお願いします。
Commented by haru_ogawa2 at 2017-08-13 20:21
鍵コメ(今日の夕方コメントをいただいた方)さん、こんばんは。
コメントいただきありがとうございます。
私はすでに若いと言われる年齢ではないのですが、そう言って頂くと嬉しいです。
観客もすべてのチームの踊り子も納得出来る審査になれば良いなと思います。特に、観客よりも踊りが分かる各チームの踊り子さんが納得出来る(最低限、これは仕方ないなと思える)審査であって欲しいと思います。
世の中には順位にこだわる必要は無いという価値観もあります。実を言えば私もそちらの方が好きなのですが、でも、順位を付けるイベントである以上、その審査には公正さが求められるのは当然ですよね。また、より高い順位を目標とするからこそより一層の努力が傾けられ技術の向上が見られるということも否定できないなぁと思います。そういう意識で練習に励んでいるチームが朝霞には沢山あると思います。
私と一緒に見ていた朝霞市のよさこい通の方は、『20年前の彩夏祭はこんな立派なものでは無かった。それが今は北海道にも負けないレベルのチームが出てきていてスゴイ』と仰っていました。練習により励んだチームが正しく評価される審査になることを願うばかりです。
by haru_ogawa2 | 2017-08-07 22:34 | イベント | Comments(10)

元々は自宅の回りの植物(枯れ草・枯れ葉・花・紅葉等)を撮っていましたが、今はよさこいのイベントを撮ることが多くなりました。GANREFにも投稿しています(https://ganref.jp/m/haru_ogawa/portfolios/photo_list/page:1/sort:ganref_point/direction:desc)。


by haru_ogawa2
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