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「アルゴ」

「アルゴ」

史実をベースに、さらにドキドキの作品に。引き込まれる。
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ドキドキした。

1979年のイランアメリカ大使館人質事件で、群衆が大使館になだれ込む直前に脱出しカナダ大使の私邸で匿われた6人がいた。しかし、いずれはばれる。捕まったらスパイ容疑で殺されるだろう。アメリカCIAが救出を図る。結局採用された方法は、なんと、映画製作を偽装すること。そのためにハリウッドで本物さながらの衣装作成やせりふ合わせも行われる。取材を受けて雑誌にも紹介記事を掲載させる。事務所も設ける。その上で一人のCIA職員が乗り込み、2日のうちに全員を空港から脱出させる。

史実に基づいた映画ということだが、さすが映画だけあって、実際以上にハラハラドキドキさせる小技を利かせている。特に、空港で革命防衛隊員に止められ尋問を受けるときにはもうダメかと思わせる。また、翌日は空港へ行くという前の晩、CIA本部から作戦中止を命令してくる。主人公は葛藤し苦しむが、結局命令を無視して、人質を連れて作戦を決行する。それが上司を動かし遂には大統領さえ動かし、ギリギリのタイミングで飛行機に乗ることを可能とする。また人質の中にもこんなバカげた作戦が成功するはずがないと言って、当初協力を拒むものがいる。その人質の説得にも成功し全員で作戦を遂行することになる。
このような破綻要因をいくつも用意して、それを乗り越え作戦の成功が導かれたというストーリーのつくり方、上手いですね。また、組織の命令を無視して独断専行した職員を英雄として扱う価値観、日本ではありえないですね。ハリルホジッチ監督の解任で日本選手の国民性が云々されていることを思い起こしました。

原題は「ARGO」。偽装映画の名前である。ハリウッドの偽装仲間と主人公の口癖は「ARGO ,fuck yourself !! 」となっていた。
第85回アカデミー賞作品賞受賞。さすがに引き込まれました。


by haru_ogawa2 | 2018-04-25 22:09 | その他 | Comments(0)

元々は自宅の回りの植物(枯れ草・枯れ葉・花・紅葉等)を撮っていましたが、今はよさこいのイベントを撮ることが多くなりました。GANREFにも投稿しています(https://ganref.jp/m/haru_ogawa/portfolios/photo_list/page:1/sort:ganref_point/direction:desc)。


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